高麗川は自転車に優しい 坂戸から高麗へ 日帰り自転車旅には最適なコースな理由
自転車を走らせる上で困ることは大きく分けてふたつあります。
ひとつは向かい風、そしてもうひとつは坂。
平坦な場所なら頑張らなければ走り続けることが出来るけど、このふたつがあると進むのがつらいことになります。
どちらも走ってある程度なれて来たらなんとかなりますが、自転車を始めたばかりの人だとなかなか大変。
向かい風に関してはどうしようもないですよね。これはあきらめるしかない。
でも坂は自分で選ぶことができます。坂のないコースを選べばいいですから。
で、坂のないコースとなるとサイクリングロードだけど、これがあまり面白くありません。
最初はいいですよね、でもちょっと慣れてくるとあまり面白くなくなってくる。
それにいろんな人がいるので、初心者の人は意外と走りづらい。
なにより風景があまり変わらないのが、走っていて面白くない理由でしょうか。
ならば坂がなくて、風景がいい道があればいいと思うのです。
で、おすすめしたいのが高麗川なのです。
坂戸から見た高麗川
オススメしたいエリアはだいたい坂戸から高麗あたりまでの間ですね。
299号沿いの高麗川も魅力的ですが、この道路、自転車には向いていません。
山沿いを走るいい道路ですが、自動車が中心。自動車はスピードは出すわ、ダンプは通るわで車道を走ると生きた心地がしません。
歩道は一応ありますが、狭くて大変走りづらいです。
この299号を自転車で走れるような日本になって欲しいのですが、現実的には無理でしょう。
なので私がオススメするのは、坂戸から高麗の間というわけです。
この間は裏道も多く走りやすいのです。
坂戸あたりは街の川という表情から高麗に向かうに従い次第に表情がかわり渓谷の様相を示してきます。
実は高麗界隈は旧石器時代から人が住んでいるので歴史のある場所なのです。
清流橋からの風景
通常高麗に行くのに良く使われるのは県道15号、川越日高線です。
実際に走っている自転車をちょくちょく見ます。
かく言う私も以前はこの道路を使っていました。でもここかなり走りにくい。
交通量は多く、路肩も狭い。おまけに路肩に排水溝があって自転車では走りにくいのです。
なのでそこを走るのではなく、坂戸をスタートして高麗川沿いの道を走ります。
途中までは川沿いの土手。サイクリングロードではありませんが、車両は入ってきません。もちろん散歩されている方もたくさんいますから、無謀は走り方は厳禁です。
いったん高麗川を離れますが、走る県道もそれほど交通量はありません。
そして高麗川沿いにもどります。
だいたい高麗神社、そして巾着田のあたりまでですね。
坂戸方面から高麗まで県道15号を使わずに高麗に行くことができます。道はほぼ平坦。大きなアップダウンはありません。
また途中コンビニもあるので、補給もできます。
もともと高麗は観光地でもあるので(巾着田が有名ですね)飲食店もそこそこあります。
坂戸をスタートし、高麗へ至る道は、のんびり走る自転車旅には最適なのです。
今までは行きづらいと思ってほとんど行かなかった日高市の高麗ですが。
意外と自転車に優しいエリアであることに気が付きました。
高麗川は、自転車にとても優しい川だったのです。
昨年の台風で小さな橋はいくつか通行止めになっているのが残念ですが、それでも高麗川をいくつかの橋で越え、高麗神社まで。そこから巾着田周辺までの道は、高麗の自然に触れて走ることができるのです。