夏に自転車に乗る時は熱中症対策を!
夏に自転車に乗る場合、絶対に気をつけたいのが熱中症です。
熱中症は、高温で体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れたりし、体内の調節機構が障害を起こすなどして、発症する障害の総称です。
その対策として、水分の補給が考えれますが、ただの水を大量に飲んでも改善されるどころが、悪化させてしまうこともあります。
水だけではなく、塩分(ナトリウム)を同時に補給する必要があるのです。
大量に汗をかいた後、水だけ飲むと、血液のナトリウム濃度が薄まり、これ以上ナトリウム濃度を下げないために、水を飲みたいという気持ちがなくなります。そして同時に余分な水分を尿として排泄します。
こうなるといわゆる「自発的脱水」という状態になります。
この状態になると汗をかく前の体内の水分の量を回復できなくなり、運動能力が低下し、体温が上昇して、熱中症の原因となるわけです。
それを防ぐためには、塩分(ナトリウム)と糖分を含んだ水分を補給します。市販のスポーツドリンクでもよいのですが、自作する
ことができます。
1リットルの水に、ティースプーン半分の食塩(約2g)と角砂糖を好みに応じて数個溶かします。激しい運動をする場合は、さらに
ナトリウム濃度を上げる必要があります。
スポーツ自転車には飲み物(ボトル)を持ち運ぶボトルケージというものがあり、それをネジで車体にとりつけることができます。
専用のボトルの中には、保温機能がついているものもあり、そうした商品ならば冷たい飲み物をいつでも飲むことができます。
夏に自転車にのる場合は、必ず持ちたいもののひとつです。