ロードバイクに乗り続けたら、50代後半でも登れなかった坂が登れるようになった!
歳をとるというのは、身体が衰えていくこと。
ただひたすら、自分が衰えていくのを見守るしかないのか……。
そんなことはない、ということを実感してきました。
50代の後半になっても、努力をすれば身体はなんとかなっていきます。
自信を持って言えますよ。
もともと登りは苦手で、今までは平地ばかり走っていました。
坂は苦痛だけ。奥多摩湖なんかにも行ったりしましたが、あまり高いところには行きたくなかったです。
でもある時期から林道の楽しみを知ってから、山へ行くのが楽しくなってきたのですね。
それは信仰の岩だったり、湧水だったり、自分の趣味に合うものが存在するからです。
もともと山も好きだ、というのもありました。まあこれは足で登る方ですけど。
さらに住んでいる地域は山が近くにたくさんあります。
そこでツライなりに自転車で山へ行くようになりました。
自転車の登りは苦手なわけですから、何度も脚をつきます。
斜度のきついところは押して歩いたりしていました。
そんなこんなで昨年の秋から冬の間は林道を中心に走りました。
それでも登れるようになった自覚はなく、つらいのは相変わらず、ヒーヒー言いながら登ります。
先日友人に誘われて名栗湖に行ってきました。
基本ひとりで走るのが好きなので、誘われてもなんやかんやでお断りばかりしていて、さすがに申し訳ないので、走行会に参加することに。
その友人は登りに強く、巡航速度もかなり早いのです。
昨年の冬、一緒に走りに行った時は、ついていくのがやっと。
成木街道の登り、そして名栗湖の登りで何度も足をつき、私が来るのをずっと待ってもらっていました。
今回の走行会も名栗湖が目的地。
前回の悪夢がよみがえります。
集合は入間大橋。メンバーは、私を入れて4人。
入間川サイクリングロードを終点まで行き、そこから195号。271号に入り、山王峠をえて、70号で名栗湖まで。
山王峠はかなり低い峠ですが、足はつかず。
そして名栗湖までの坂道も足をつかずに登り切ることができました。
前回登った時にはかなりの坂に思えたのに、今回は大した坂に見えませんでした。
これまで登った越生の林道の方が、きつい坂が多かったのですね。
登り切ると友人が待っていてくれました。
その友人が本当におどろいたように、
「別人のようですね」
と言ってくれました。
前回は名栗湖の坂、何回も足をついていたのが、今回は早くないとはいえ、難なく登り切ったのです。
その友人、本当に驚いたみたいです。
何故ならいい歳をしたおっさんが、前出来なかったことができるようになっていたのですから。
自分でもその坂が大したことなく見えたのに驚きました。
坂を登っていた、といってもそんなにたくさん登ったわけではありません。ほんの数か月。
それだけでも苦手な坂が登れるようになるのです。
それもいい歳をしていても。人間の身体というのは本当に大したものだと思います。
さて今回のサイクリング。名栗湖に行く前にカフェキキさんで食事。
名栗湖の後の帰り、友人が先頭なのですが、とにかく飛ばす!
前にいたロードバイクを次々と抜いて行きまさす。
さすがについていけなくなり、ちょくちょくちぎれてしまいました。
赤信号でかろうじて追いつく、という感じですね。
入間川サイクリングロードにつくころには足が攣ってしまっていました。
でもペダルを回していると、なんとかなおります。でもまた攣って、なおるの繰り返し。
帰りは家の近くを通るので、そこで友人たちと別れてかえりました。
その日はさすがに疲れたのですが、夜足が攣ることはありませんでした……。
問題は翌日。
しっかりと筋肉痛になりました。自転車に乗って、足が筋肉痛になるのは本当に
久しぶりです。
そりゃそうです。足が何度も攣るほど、酷使したのですから。
それでも今回は自分に、ちょっとだけ自信がつきました。
50代の後半でも、続けていればできることがわかったのですから。