シルバーリング

シルバーリング、銀輪です。自転車との日々をつづります。

越生の磐座(?)龍ケ谷のシシ岩を見に林道梅本線を登る! 

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林道梅本線を登り、越生の巨石街道を見てきました。

龍穏寺までは何度も行ったことがあるのですが、今回はその先、林道梅本線を登りに行きました。

途中にあるシシ岩を見にいくのが目的です。

この岩、ストリートビューで見ると、しめ縄が巻いてあるように見えたのです。

その時は巨石街道とか、シシ岩という名前を知りませんでした。

なんでこんなところにしめ縄をまいてある岩があるのかな、と気になっていました。

そこでそのシシ岩を見に行く問うのが、今回最大の目的です。


春の嵐、というわけではないのでしょうが、ここのところ風の強い日が多い感じ。

でこの日も風がビュービュー言っています。外の自転車を出すとき、
(やっぱ、やめようかな…)
という心の声を振り切りはしりだしたました。向い風です。

越生まではいつものコース。

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坂戸では桜が咲いています。写真だけ見てると、穏やかな感じ。実は風が冷たい。

途中、毛呂山町川角にある八幡神社に寄りました。この神社、いつもきれいにされています。

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ここの道祖神と書いてある岩があるのです。

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きっと昔の街道のころから、村に悪いものがはいってくるのを阻止してくれていたのでしょう。

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次に気になっていたのが、越生のこのお堂。

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三滝入口の交差点から三滝方向にちょっと行った左側にあります。結構オンボロ(失礼)なお堂です。

今回は自転車を降りて見てみました。

石清水観音、と書いてありました。後ろは岩肌が露出していて、清水が湧き出していたのでしょうか。

後ろの岩が気になっています。詳細はまだ不明です。


さて次は龍穏寺を目指します。

龍穏寺の手前に岩の上に仏塔のようなものがあるの、今日はじめて気が付きました。

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今まで来たときには、実はまったく気が付かなかったのです。

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「補陀岩」です。岩の上に「宝篋印塔」というのが乗っています。

かなりりっぱな巨石。龍穏寺の檀家の方の供養塔、という説明板にありました。

龍穏寺があるあたり龍ケ谷というのですが、この界隈は岩がやたらあるようです。

今回は龍穏寺をパスして、林道梅岩線を登ります。

龍穏寺を過ぎてしばらく登ると、目的のシシ岩がありました。

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残念ながらしめ縄はありません。このしし岩から巨石街道となっています。

果たして信仰のものなのか、確信はありません。ただ以前は確かにしめ縄があったようなので、磐座のようなものであることは間違いなさそうです。

さてここからしばらくいろいろな岩があるのです、その写真は次の機会にします。どうも、磐座らしいのはシシ岩だけなのでは? と考えているからです。


この梅本線、次々と巨石が出てきて退屈しません。

でもかなり勾配はきついです。岩の写真を撮る度に足をつくので、いい休憩になります。

最後の岩下という岩を最後に巨石街道は終わります。

それでも川沿いには巨石がごろごろ。大きな岩には、なにか神々しさを感じます。

昔の人が、そこに神を感じたのも、なんとなく分かるような気がします。

なんていう思いは、登りの苦しさでどこかに行ってしまい、後はひたすらペダルを回します。

きつさ的には以前リタイヤした猿岩線といい勝負。

軽いギアでなんとか登っていきます。

で、なんとか、野末張見晴台につきました。ここでコンビニおにぎりランチとしました。

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ここからの眺望が素晴らしい! 群馬の山々まで見渡せます。遠くに赤城山を望むことができました。

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この眺望があるのなら、頑張って登ってくる価値がある、というものです。


ランチの後は梅本線の終点を目指して、また黙々と登ります。

見晴台の後は、それほど急な登りはありません。

でなんとか到着!

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今回はDNFなしで登り切りました。

さてここから奥武蔵グリーンライン。意外と自動車が走っています。

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これは顔振峠からみた飯能方面です。

ここまでは順調。問題はこの後。道を間違えてしまいました。

県道61号越生長沢線を吾野方面に降りてしまいました。

実は途中でこれはヤバイ、と思ったのですが、梅本線で足を使いきってしまっていたので、登って戻る元気はありませんでした。

どこかに出るだろうと、そこそこの急こう配を下りました。

で、でたのが吾野トンネル。299号にぶつかりました。

299号、ここは自転車では走りたくないルートのひとつです。普通の自動車もかなりの
スピードで飛ばしていますが、なにより巨大はダンプがバンバン来るのです。

こんなのに轢かれたらもうバラバラにされてしまいます。

とはいえ再び登ることはできないので、あきらめて299号を帰ることにしました。

最初は車道を走っていたのですが、怖いので途中からは歩道を走りました。

久保の交差点で県道15号に入ります。この日高界隈の道、狭くて走りにくくて好きではありません。

特に路肩に小さなマンホールのようなものがあるので、走りづらいのです。

幸い追い風気味なので、全力でペダルを回しました。

無事家についた時は、足がプルプルでした。


なんだか今回もまったく退屈しないサイクリングとなりました。

でも梅岩線を登りきれたのは、ちょっとした自信になりました。もちろん何度も足をつくので、威張れたことではありません。

でもリタイヤせずに登れたのは、うれしかったです。

登れる人からみたら、まったく大したことはありません。

でも前回の猿岩線のように辛くはなかったので、次はもっと登れるかもしれません。

まあそれでも牛歩の歩み以下ですが。

私はクライマーではなく、旅する自転車なので。

それにしても毛呂山、越生、そしてときがわには巨石がたくさんあります。有名なのはごく一部。それ以外の多くは忘れ去らた磐座なのでしょうか。

人がそこに神を感じたら、それは磐座になるのだと思います。もっと見て回りたいと思います。