シルバーリング

シルバーリング、銀輪です。自転車との日々をつづります。

自転車保険義務化って、実は意味がないんじゃない? 事故を起こす奴は自転車保険入らない

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自転車保険、義務化が進んでいます。

私の住む埼玉県も昨年の4月に義務化になっています。

確かに中高生や、通勤で自転車に毎日乗る人にとっては、人にぶつけてしまい大けがをさせてしまった時のために、必要なものでしょう。

でも今の自転車をとりまく現状では、それ以外にはあまり意味がないのでは、と感じています。

それは保険に入る人は、実は事故を起こしにくい、ということ。

つまり自転車保険、実際は意味がないんじゃない? 

自転車保険に入る人は、事故を起こさない!?

自転車も車両なので、歩行者と事故を起こした時には、加害者になることが多いです。

そうなって、高額の保障が発生した時に保険金が払えない、なんてことになったら、被害者の人が泣き寝入りになってしまいます。

それを防ぐために、自転車も保険に入っておく必要があります。

確かにここ昨今、歩行者と自転車の事故は大きなニュースになっていますしね。

そうした動きを受けて、自転車保険義務化、ということになりました。

さて、私の働く店に、こうした自転車保険義務化のことを聞き、保険に入りたい、というお年寄りが来店します。

こうした意識の高いお年寄りは、自動車免許の返納も済ませており、普段から安全に気を使って自転車を運用しています。

なのでこうした人は、実際に事故を起こすことはかなり少ないと言えます。

事故を起こす奴は保険に入らない!

実は私の母が、自転車に当て逃げされたことがあります。

相手は70代のぐらいの男性。

母が骨折こそしなかったもの、あざが残るほどの打ち身でした。

警察に届けましたが、もちろん犯人は捕まりませんでした。

問題はこうした悪質は人間。人にぶつけておいて、平気で逃げる人間。

こうした人は、保険に入りません。

何故なら義務化でも罰則がないからです。

自転車保険に入っていなくても、罰する法律がないのです。

問題は入らない人間をどうやって保険に加入させるか

真面目な人は、義務化と聞き、自転車保険に入ります。

でもそうでない人は義務化と言っても、保険に入りません。

自分は事故を起こさない、と思っているからです。

あれ? この構図、なにかと似てる。

自動車で事故を起こす人と同じですね。

自分は事故を起こさないと思って、無意識に普段から危険運転をしてる人。

いつか事故を起こしてしまいます。

もしかしたら自分は事故を起こすかも、と思っている人は、無理な運転をしません。

学生には自転車保険は必須! でも大人には!?

中高生に関しては、私は保険に入るべきだと思っています。

子供なので、判断力が甘く、基本は歩道を走るので、人にぶつけてしまう恐れがあるからです。

そのため最近は中学校の入学説明会などでも自転車保険に入るようにと、いう話をします。

それはいいことだと思っています。

ただそれが大人の場合、実は効果がないのでは、と感じているわけですね。

  • 保険に入るような人は、事故をあまり起こさない。
  • いい加減な人は、事故を起こしやすい。

ということだからです。

本来入るべき人が入らないのなら、そんな保険、実はいらないんじゃないの?

じゃあ自転車保険は入らなくていいの?

誰かにぶつけたり、自転車で何かを壊しちゃったら。

それは保険に入っておいた方が確かに安心です

また自賠責だけではなく、自分が怪我をした場合の医療の保険も大事。どちらかというと、こちらの方が大事でしょう。

自転車保険の義務化、という言葉に騙されてはいけません。「自転車」保険でなくても、個人賠償責任の保険に入っていればいいのです。

自賠責の保険に入っていればOKなので、なにも「自転車」保険でなくてもいいのです。

なのでまずは自分の入っている、他の保険、自動車保険や火災保険の契約をみていることをおすすめします。

場合によっては個人賠償責任特約の保険に入れることがあります。

そうした保険に特約をつけた方が、意外と安い場合もあるのです。