安いからと言う理由で自転車を買う店を選ぶと、実は損をする!? 店選びは自転車選びより大事な理由
同じ自転車でも、整備する人によって乗り心地が違います。
一番分かるのがブレーキ。
何も考えないお店、スタッフが整備した自転車のブレーキはただ硬いだけです。
でも本来はその人に会わせてブレーキの引き具合を調整します。
例えば男性なら多少硬くても平気でしょうが、あまり力がない女性や、手の小さな人ならば、その引き具合の適正具合が違ってきます。
こうしたちょっとした違いが、乗り心地に影響を与えます。
プロショップなどでは入荷したそのまま組んで渡すのではなく、一度分解してグリスアップをして組み直しをします。
そうした店は値段が高めです。値引きもほとんどしません。
何故ならそこに技術料が入っているからです。
組み方によって同じ自転車も違う乗り心地!?
自転車の整備をする力量は目に見えるものではありません。
組んだ自転車を見ただけでは、区別がほとんとつきません。
乗ってみて、変速をしてみて、ブレーキをかけて、やっとその違いが分かります。
とはいえ、そんな乗り比べ などしませんから、乗った人はそれが普通だと思っています。
- きちんと整備された自転車
- 適当に組まれた自転車
買った人は、その違いを知りようがありません。
どちらもそれが標準だと思ってしまいます。
特に安いクロスバイク、エントリーロードバイクでは、その違いが顕著です。
自転車の量販チェーン店と、きちんとした個人店。
どちらも同じクロスバイクやエントリーロードを取り扱っていることがあります。
同じ自転車でも、整備の力量が違います。
なので安い、という理由で量販チェーン店で自転車を買う、ということは、実は「損」をしていることがあるのです。
量販チェーン店の評価の差はスタッフの差!
もちろん量販チェーン店にも、きちんと整備ができるスタッフがいることがあります。
でもそれは全体の一部。とてもラッキーな状態に過ぎません。
それは量販チェーン店では、運営する会社が、スタッフにそこまでの力量を求めていないからです。
何故なら出来る限り安い人件費で回さないと、会社が儲からないからですね。
スタッフに払う給料が安ければ、きちんとした人は働いてはくれませんから、当然ですね。
チェーン量販店は、評価が大きく分かれます。
- それはいいスタッフがたまたまいる店はいい店
- 駄目なスタッフしかいない店は駄目な店
つまりあくまでたまたまいるスタッフの質に左右される、というわけなのです。
自転車ライフの充実は店選びにかかっている!?
いい自転車に乗ろうと思ったら、自転車選びも大事ですが、それよりはきちんとしたお店を選ぶことが大事、というわけです。
実際にあった話ですが、あるメーカー直営店で店長、しかもスポーツ自転車を扱う資格「SBAA PLUS」を持っている人から買ったのに、整備がグダグダだったのです。
ブレーキはガチガチ、おまけにハンドルの固定が緩く、力を入れるとハンドルが動いたのです。
これは極端な例ですが、その店が有名かどうかではなく、本当にいい店なのか、きちんと見極めが必要なのです。
ではどういうやって見極めるのか。
一番いいのは誰かの紹介を受けることです。
でも紹介してくれる知人がいないのなら、めぼしい店になんどか通うことです。
意外と面倒ですが、購入店とは買った後もつきあうことになります。
整備や修理などでまたお世話になる必要があります。
いいお店を探すのは確かに大変です。でも真剣に探した結果、いい店に出会うことができれば、あなたの自転車ライフを充実したものにすることができるのです。