シルバーリング

シルバーリング、銀輪です。自転車との日々をつづります。

整備しようがないスポーツ車もどきの自転車 安いから買うなら自己責任で!

通販で安いという理由でスポーツ車もどきを買うのは、本当にやめた方がいいと思うのです。

きちんとしたショップ、きちんとした自転車は、ある程度の値段で販売しています。それはスポーツ車に限りません。

聞いたこともないメーカー、きちんとしたショップでないところは避けた方が無難なのです。

もちろんそれがどんな自転車なのか、知っていて買うのには何の問題もありません。

でも「これカッコいい! でも安い!」と見た目だけで選ぶのは、やっぱり駄目だと思います。

その理由を今回ご紹介します。

見た目はファットバイクだけど!?

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私の働く店に、整備をして欲しい、と持ち込まれたファットバイクのような自転車。

とりあえずいろいろと見ていると、なんか違和感が。

スプロケに着いているスポークプロテクターの文字が……。

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シマノの綴りが

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SIHMANO

になってる! と驚き、いろいろと見てみると、この自転車、かなりやばいのです。

スプロケットがただの鉄板をプレスしただけ。変速できる山がないのです。

またディレイラーもあきらかにシマノのパチモノ。でも中にスプリングがありません。形はほぼ同じ。

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さらに塗装も!

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こんな塗装ムラのある自転車、なかなか見ることができません。店でこんなものを売ったら、即効でクレームです。

もちろんこの自転車、激重です。まさに鉄の塊。

ゴミはゴミ 整備なんてしようがありません!

実は、輸入自転車はJIS規格をクリアーする必要がないのです。それは通販に限りません。

以前あるホームセンターで販売している軽快車(ママチャリ)のフロントフォークが折れる、という事件がありました。数千円のものですね。輸入して、そのまま販売したということです。

完成車を輸入・販売しているものには、かなりの粗悪品がある、ということですね。

自転車専門店なら、そんなもん売ること出来ません。どんなに安物でも、最低限のクオリティを維持しています。

私の働く店でもルック車を売っています。でも部品はもちろん本物のシマノ製ですし、お渡し時にはきちんと整備しますので、通常使用には問題はありません。

でも通販で売っているものは、そんなことはない、というのがこの自転車ですね。

なにかあっても、誰も保証してくれないのです。

そんなもの売るな! と思うのですが、買う人がいるからしょうがないですね。

そんなのごく一部の人だと思いたいのですが、店に持ち込まれる、こうしたスポーツ自転車もどきを見ていると、かなりの人が買っていると感じざるをえません。

残念ながら業界の自浄作用なんてないですからね。日本の自転車業界は、ほとんど終わっているといってもいいくらい。

なので、自衛するしかありません。

くれぐれもカッコがいいから、安いからという理由で、怪しい自転車に手を出さないようお願いしたいです。

店に持ち込まれても、整備しようがありませんから。

買った人は自分でいじれないので、店に持ち込んでくることが多いのですが、駄目なものはどんなにいじっても駄目。整備以前の問題。

今回は若い学生スタッフが整備を受けてしまいましたが、私は断わっています。出来ないことは出来ないのです。ならぬものはならぬ、なのですね。