自転車に乗っていて、自動車にぶつけられても、警察に報告しない人が意外と多いんですよ、マジで!
自転車店で働いていると、事故にあったので自転車を見てほしい、というお客が結構な頻度でやってきます。
事故もいろいろで、自損事故、歩行者との事故、自転車同士の事故、そして車との事故。
自転車の事故も交通事故なので、他者が絡んだ以上、警察に報告する義務があります。
これは道路交通法に規定されています。特に加害者が通報を怠ると刑罰の対象となります。
ところが意外と自動車との事故なのに警察に言わない、という人が多いのです。
自動車との事故は、自転車側が被害者であることが多いのです。
それでも報告しない、ということは、加害者が報告していない、というとんでもないことが、意外と多いのが驚かされます。
事故った自動車の運転手は報告してないってこと!?
自転車に乗っていて、自動車との事故を起こした場合、状況によりますが、結果的には自動車側が加害者になることが多いです。
中には自転車の不注意で事故になることも、もちろんあります。
店に事故自転車の持ち込みをする場合、大きな事故になっていないで、自転車が壊れるぐらいに被害がほとんど。
そうした事故になってしまった人の多くは、警察には報告していないのです。
問題は自動車側も、報告していないのですね。
大したことがないので、お互い悪かったことにしよう、なんて話になるみたいです。
自転車の人は、急いでいたから、大したことがなかったから、という理由でそのままにしています。
そこで店に、修理をして欲しいと持ち込むのことになります。
ですが、自動車とぶつかった自転車は、どこにどうダメージがあるか分からないので、お買い替えを勧めています。
中には車輪が大きくゆがんでいたり、フロントフォークが曲がってしまった自転車もあります。
そうした場合、修理と言うより交換になります。そうなると、部品と工賃で1万円を超えてしまうことも。
もし自転車が被害者なら、加害者側の自動車の運転手に責任があるので、場合によっては自転車の弁償をしてもらうことがあります。
でも警察に報告しないと、事故ではないので、そうした話にはなりません。
こうしたケースでは、自転車側の人がお人よしで、いい人なのです。そのため、相手の連絡先も聞いてないことがあります。
泣き寝入りするしかなくなるのですね。
自動車とぶつかったら、大したことがなくても必ず警察を呼びましょう!
大したことがなくても、自転車と自動車がぶつかったら、それは交通事故です。
警察への報告の義務があります。
ここできちんとその手続きをしておかないと、まったくの泣き寝入りになるのです。
人体に大きなショックを受けると、その時は平気でも、後から障害が出ることがあります。
そうなっても、責任を取らせる相手との連絡がとれないんですから、どうしようもありません。
自動車と事故を起こしたら、必ず警察を呼びましょう。
もしそれが出来ない場合でも、相手の免許証を確認し、必ず連絡先を聞いておきましょう。
まともな自動車の運転手なら、必ず警察を呼びます。
そうした人は自賠責の保険に入っているので、そこからお金を支払うことができるからです。
またぶつけて逃げたら、ひき逃げになるのを知っているからです。
もしそうでない運転者は、はっきり言って悪質な運転手です。注意が必要なのです。
自転車に乗っていて、事故にあったら、どんなに大したことがないと思っても、必ず警察を呼びましょう。
その方が後々のトラブルから、あなたを守ることになるのです。