『変形性膝関節症』の運動療法で使う自転車を選ぶ場合の7つの注意点
『変形性膝関節症』の運動療法で使う自転車を選ぶ場合、気をつけたい点がいくつかあります。
①軽い自転車を選ぶ
車体がアルミで出来ている自転車がおすすめです。
ファミリー車のように鉄で出来ていると、自転車自体が重く、漕ぎ足も重いので、漕いでいても楽しくありません。ちょっとした坂でもしんどくなってしまいます。
出来る限り、軽い自転車を選ぶべきです。
②クロスバイクがおすすめ
値段もそこそこで、車体も軽く、スポーツ自転車専門店でなくても買いやすいです。
もちろんロードバイクでもいいのですが、値段と気楽に乗れるという点で、クロスバイクが向いています。
これは私の自転車です。17年前の年代物です。クロスバイクはこういう形をしています。
種類が多く、いろいろなメーカーが出しています。日本のメーカーですと、ブリヂストンから、「シルヴァ」「オルディナ」といった自転車が出ています。
ジャイアントという台湾のメーカーの「エスケープR3」という自転車が有名です(私も持っています)。
お値段は4万円ぐらいからです。平均すると5万円ぐらいでしょうか。ちなみに「エスケープR3」の2014年の実売価格は5万円前後のようです。
③自分の体にあったサイズを選ぶ
スポーツ自転車にはサイズがあります。できる限り試乗してからの購入をオススメします。
自分の体に合わない自転車は漕ぎにくいだけではなく、膝に負担をかけることになります。
④信用できるスタッフのいる自転車専門店で買う
新たに自転車を購入する場合、ホームセンターや、通販でクロスバイクを称して2万〜3万円で売っているものは、車体が鉄(ハイテン鋼)で出来ていたり(重いです)、設計が怪しいものもあるた
め、注意が必要です。
最低でも自転車専門店で購入した方が無難です。そしてきちんと話を聞いてくれるスタッフのいる店舗がおすすめです。
⑤スポーツ自転車のことを知っているスタッフから買う
④と重複しますが、実際にスポーツ自転車に乗り、乗り方、整備についてよく知っているスタッフから買うべきです。
⑥できる限り、自宅の近くの店舗で買う。
修理やメンテナンスなど、なにかあった場合にすぐ持ち込める、自宅の近くの店舗で買いましょう。もちろん④、⑤の条件を満たしていることが条件です。
ちなみに「イオンバイク」、「サイクルベースあさひ」といったチェーン店は、店舗によってスタッフの質がかなり違います。よく吟味してください。
⑦マウンテンバイクはあまりおすすめしません
一見安定していて乗りやすそうですが、タイヤが太く、ごつごつしているため、舗装道路を走るのには、向いていません。
また、2万円前後でマウンテンバイクのような形の自転車(ルック車といいます)を見かけますが、避けた方が無難です。はっきり言ってあれはゴミです。
今の時代、安くていいものはあまりありません。特に自転車は安いものには、安いわけが、高いものには、高いわけがあります。ただいいものが、安くなっている場合は別です。
このあたりも信用できるスタッフはいろいろ教えてくれます。
最後に、自分の気に入った自転車を買うことです。
スタッフの意見を聞きつつ、ピンときた自転車を選んでください。自分に合ったいい自転車に巡り合えると、乗ることもさらに楽しくなります。