クロスバイクで100キロは走れる? クロスバイクのロングライドを成功させる7つの鍵
ロングライドというと、ロードバイクというイメージがありますが、クロスバイクでも100キロ前後なら走ることができます。
100キロをロングライドと言えるかどうか、という話もあります。ですがスポーツバイクを買った人の最初の壁が100キロでしょう。
一度100キロを経験してしまえば、その距離を伸ばしていくことができます。
そこでクロスバイクで100キロ越えをするための注意点をご紹介&実際に走ったレポートの紹介をしちゃいます。
クロスバイクでロングライドをするための注意点は次の7つです。
- 20キロペースで走る
- 車と並走しない
- 広い歩道があれば歩道を走る
- 休憩はまめに
- 食事はしっかりととる
- 水分の補給は完璧にする
- 荷物は身につけない
この7つがクロスバイクで、ロングライドを成功させる鍵なのです。
目次
- ①20キロペースで走る
- ②車と並走しない
- ③広い歩道があれば歩道を走る
- ④休憩はまめに
- ⑤食事はしっかりととる
- ⑥水分の補給は完璧にする
- ⑦荷物は身につけない
- 実際にクロスバイクで走ってみた! 鶴ヶ島⇔足利 123キロ
①20キロペースで走る
スポーツバイクで、20キロはかなりスローペースです。ですが、抑え気味に走ることで、無理せず長距離を走ることができるのです。
特に行きはテンション高めなので、つい早く走りたくなってしまいます。
ですが、ここで頑張ると帰りに向かい風にあたったりしたら、ペダルを漕ぐことが苦行以外何者でもなくなります。
まさに泣きたくなります。
ですので、行きはできる限りペースを抑えていきます。
競争ではないのです。楽しく長距離を走ることが目的です。
ですので、行きはのんびり20キロ走行で行きましょう。
②車と並走しない
ただどうしても車道を走らなければならない時があります。
車と走ると、怖いこともあり、車のスピードに合わせてついついペースを上げてしまいます。
気が付くと30キロで巡航している、なんてことが起こります。
問題はこれで足を使ってしまうと、後に響くということなのです。
ですので、ここで無理をしてはいけません。早く走れても、ペースを抑えましょう。
車との並走は、足を使い過ぎることになり、バテの原因になります。
③広い歩道があれば歩道を走る
自転車は軽車両なので、車道走行が基本です。
ですが、②に書いたように車道を走るとついついスピードをあげがちになります。
道路交通法でも、危険を感じたら歩道を走ってもいいことになっています。
交通量が多く、車線の多い幹線道路は、広い歩道が設置されていることが多いので、無理をせず歩道を行きましょう。
地方では歩道はほとんど人は歩いていません。ただもちろん歩行者がいたら、絶対に徐行です。
④休憩はまめに
時間を決めて、まめに休憩をとります。
1~2時間ごとに休憩を取る感じですが、自分のペースを見つけましょう。
コンビニがあったら、トイレもかねて休憩をするとよいでしょう。
ロングライドを成功させるには、前半、どれだけ体力を温存出来るかになります。
それほど疲れを感じていなくても、定期的に休憩をとるようにします。
コンビニで甘いものを食べると、元気が出るものです。夏はアイスがいいですね。
⑤食事はしっかりととる
お腹があまりすいていなくても、いい店がなくても、普段通りの時間に食事をします。
これをすることで、身体のリズムを崩さないようにするのです。
多少早目でも、いい店があったらそこに決めてしまった方がよいです。
次はもっといいのがあるかも、と思っていると、意外と見つからないことがあります。
特に地方では食事できる店を見つけたら、確実に入っておきたいものです。
店によっては、ランチタイムが終わると休憩になるところもあります。
こうなると食事ができなくなってしまいます。
コンビニのおにぎりでもいいのですが、きちんとした食事処で食べた方が休憩にもなるのです。
⑥水分の補給は完璧にする
夏は水分の補給は完璧にします。
1時間ごとに500㎜を飲んでしまってもいいでしょう。
水分は、水がおすすめです。ぬるくなったものは、身体にかけてしまい、冷たい水を補給しましょう。
ただ塩分も失われるので、塩タブレットで塩分もしっかりと補給します。
合わせて補給食もしっかりととりましょう。コンビニなどで甘いものを買うとよいでしょう。
今は各コンビニで様々なスイーツを出していますので、これを楽しみに走るのもありです。
ボトルは、保温性能のよいものを選びましょう。ここにはお金をかけましょう。
夏に冷たい飲み物は、本当に甘露です。
⑦荷物は身につけない
デイパックなどをしょうと、背中が汗だくになります。
また行きはそうでもないのですが、帰りはしょっているものの重さを倍以上に感じます。
可能なかぎり身軽が基本です。自転車に搭載できるものは、サドルバッグなどに分散して搭載します。
100キロくらいなら、それほどしっかりとした装備でなくても大丈夫です。
- 予備チューブ
- 空気入れ
- タイヤレバー
- パンク修理キット
- 予備電池
最低これくらいですかね。
私はこれに、
- ウエットティッシュ
- 水に流せるティッシュペーパー(トイレットペーパーがないところもあります)
- 塩分タブレット
- 一口ようかん
- 小銭入れ
- スマホ
- コンビニ袋
- てぬぐい(小さなタオル)
これらをサドルバッグ、フレームバッグに分散して持って行きます。
小銭入れ、スマホは、チョークバックに入れて、身につけています。
2018年4月30日追記
最近はクロスバイクでもサイクルジャージを着ています。
後ろのポケット、本当に便利です。安いものでもいいので、おすすめです。
小銭入れとスマホはバックポケットに入れています。
実際にクロスバイクで走ってみた! 鶴ヶ島⇔足利 123キロ
このブログにちょくちょく出てくる、古いジャイアントのクロスバイクで足利まで行ってきました。写真の左下にちろっと写っています。サイズもちょっと小さ目です。
出発が11時過ぎになってしまったため、帰ってきたのは夜の7時45分となりました。
この自転車、古いだけあって、かなり車重があります。
タイヤは25C、シュワルベのマラソンです。このタイヤ重いのですが、肉厚なのでパンクに強いのだけが取り柄です。
軽く走ることより、トラブルに合わないような装備になっています。
ヘルメットはもちろんかぶっています。またパッドの入ったインナーパンツを履いています。ペダルはSPDです。
ルートは、次の通りです。
鶴ヶ島⇒荒川サイクリングロード⇒66号⇒7号⇒20号⇒278号⇒128号⇒293号⇒足利
足利⇒38号⇒128号⇒407号⇒熊谷⇒荒川サイクリングロード⇒鶴ヶ島
こんな感じです。
私は前半に頑張り、後半ダウンすることが多いのと、ペースを意識しないで走ることが多かったため、いつも後半ボロボロになってしまいました。
最近はそれを反省し、クロスバイクで遠出をする時には、ゆっくりペースで行くことを心がけています。
今回のルートは、人のいない広い歩道が多く、のんびり走ることができました。足利は道幅も広く、自転車レーンもあったので、とても走りやすかったです。
ですが食事のタイミングを外してしまったので、予定していた蕎麦屋ではなく、サイゼリアになってしまいました。でもドリンクバーはありがたかったです。
こんな古くて重いクロスバイクでも、123キロは走れます。
とにかくゆっくり行くこと。そして恰好をつけず、歩道を走ること。
これをすれば、クロスバイクでも100キロを走ることができるのです。