シルバーリング

シルバーリング、銀輪です。自転車との日々をつづります。

『変形性膝関節症』の治療

 一度すり減った、軟骨はもとの完全な形には戻りません。

 ですので『変形性膝関節症』の治療は、痛みをとり、膝が完全に
曲がりきらない状態や、伸びきらない状態を改善し、膝の機能を高
めることを目的として行われます。

『変形性膝関節症』の治療は大きく分けて、保存療法 手術療法の
二つに分かれます。
 
 保存療法には、薬物療法、温熱・冷却療法、運動療法の3つの療
法があります。

?薬物療法
 『変形性膝関節症』で処方される薬は、病気を治すためではなく、
あくまでも対処療法です。炎症を抑え、痛みなどの症状を軽くして
回復を助けるためのものです。
 

?温熱・冷却療法
 関節炎による痛みをやわらげ、炎症を鎮めるために、膝を温めた
り、冷やしたりする療法です。
 家庭でもできることが多く、風呂で温めたり、サポーターで膝を
冷やさないようにします。

?運動療法
 運動をすることで、筋力をつけ、膝関節への負担を減らします。
そして関節の動きをよくします。
 また関節軟骨がすり減ってしまっていても、軟骨細胞の新陳代謝
がよくなると、細胞が活性化します。その結果、繊維軟骨が再生さ
れやすくなります。

 保存療法で改善されない場合は、最終手段として手術療法となり
ます。

 関節の変形がひどく、日常生活に支障がある場合などに、手術と
なります。外科的治療を行えば、痛みがなくなり、動けるようにな
ります。
 ただ手術を行った場合にも、その関節を動かす筋肉を鍛えるため
の運動や、関節が動く範囲を拡げるための運動を行うことが必要と
なります。